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ある夏の暑い日のことだった。小さな明かり窓のついた小部屋の一室で彼女と私はテーブルをはさんで座っていた。
私は犯人じゃないわ。彼女はうったえるように言いはった。きみはまだそんなことを言っているのか。きみ以外にいったい誰がやったと言うんだい。私は彼女をさとすように続けた。いいかい、この部屋にはきみと僕しかいないんだよ。誰がきみの無実を証明できると言うんだ。
とまどいをかくせない彼女の目からは涙があふれた・・http://www.gix.or.jp/~montas-7/j/vol29.html