v68j

 激しくくるおしい夏の風が止み、別れを予感させる秋風が寒い寒い冬の風に変わるころ。
ぼくの携帯が彼女の好きだったメロディーを奏でた。
わたし携帯かえたの..。もう終りにしましょ。
 気のとおくなるほど遠くから彼女の声を伝えるぼくの携帯には非通知の文字が浮かんで消えた..
http://www.gix.or.jp/~montas-7/j/vol68.html