2000年秋期タカの渡り速報
信州 白樺峠 定点調査地

   更新:2001/8/25
場所 長野県南安曇郡奈川村 白樺峠
     (36°6' N 137°40' EL:1600m)

調査 信州ワシタカ類渡り調査研究グループ

注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による

内容の転記はご遠慮ください

白樺峠 タカの渡り通過羽数推移グラフ
信州のタカの渡り
List of Species in this Site
月/日
Month/Day
天候
Weather
時 間
Investigation Time
サシバ
Butastur
indicus
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
ノスリ
Buteo
buteo
ツ ミ
Accipiter
gularis
その他タカ others タカ類計
A total of Raptors
備 考
Remarks
羽数 主な種類
9/1 曇//雨 07:00-16:00             2 ミサゴ  2  
2 雨/曇 ↓以下同じ         3 オオタカ、ミサゴ 3  
3    4  -1 4   1 ミサゴ 8  
4   19           19  
5   2   2   2 ミサゴ、ハヤブサ 6  
6   4         2 オオタカ、ハイタカ 6  
7   36     1 5 ミサゴ、ハイタカ、トビ、小SP
42  
8   33 2 1   3 オオタカ、トビ 40  
9     1 1 1 1 ミサゴ 4  
10 曇/晴   8 4 3 3     18  
11 雨天中止                
12 雨天中止                
13   5 25 3 4 4 オオタカ、ハイタカ、ハヤブサ、トビ 41  
14   19 12 5 5 4 アカハラダカAd1、トビ 45  
15   91 69 4 2 8 ミサゴ、トビ 174  
16 曇//雨   4 28 1 1       34 15hより雨
17 雨/晴         1     1  
18   994 331 5 18 11 オオタカ、ハイタカ、トビ 1309  
19   1374 103 4 13 23 アカハラダカAd1、ミサゴ、オオタカ、チゴハヤブサ、トビ 1517  
20   2604 97 9 9 43 ミサゴ、ハイタカ、ハヤブサ、トビ 2762  
21   1265 177 7 6 53 ミサゴ、アカハラダカ2、オオタカ、トビ 1508  
22   20 1   1     22  
23 雨天中止             0  
24 雨/晴   43 67   6 2 トビ、チゴハヤブサ 118  
25   146 177 3 15 5 トビ、オオタカ 346  
26   6 6 2 11 2 ハイタカ、ミサゴ 27  
27   4 38 1 4 1 SP 48  
28   424 72 8 40 16 チゴハヤブサ、トビ、ミサゴ、ハイタカ、ハヤブサ 560  
29   647 23   8 4 ミサゴ、ハヤブサ、チゴハヤブサ 682  
30 晴/雨   162 14 1 4 20 ミサゴ、チゴハヤブサ大SP、小SP、トビ 201  
10/1   254 169 26 93 21 オオタカ、ミサゴ、ハヤブサ、チゴハヤブサ、トビ 563  
2   5 9 1 6 2 チゴハヤブサ 23  
3 雨/晴   1 3 4 6 3 SP 17  
4   47 44 32 79 8 トビ、チゴハヤブサ 210  
5   83 33 24 20 12 トビ、ハヤブサ、オオタカ、ハイタカ、チゴハヤブサ 172  
6   16 15 59 53 9 ミサゴ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ハヤブサ、チゴハヤブサ 152  
  10 23 68 48 11 ミサゴ、トビ、チュウヒ、オオタカ、ハヤブサ、チゴハヤ 160  
8     4 5 10 2 ハイタカ、チョウゲンボウ 21  
9 雨/曇       11 5 3 ハイタカ 19  
10   1 3 33 40 8 ハイタカ、ミサゴ、ハヤブサ、トビ、チュウヒ、小SP 85  
11     2 32 26 9 ハイタカ、チゴハヤブサ、トビ、小SP 69  
12     1 9 20 5 ハイタカ、ミサゴ、チゴハヤブサ 35  
13   2 4 55 69 24 ハヤブサ、オオタカ、チゴハヤブサ、ハイタカ 154  
14     11 230 114 13 ハヤブサ、チゴハヤブサ、オオタカ 368  
15 曇/雨       26 44 4 チゴハヤブサ、オオタカ、ハイタカ 74  
16     4 255 244 17 トビ、オオタカ、チゴハヤブサ、ミサゴ、ハイタカ、ハヤブサ 520  
17 晴/雨       3 5     8  
18           1 オオタカ 1  
19     2 37 82 12 オオタカ、ハイタカ、チョウゲンボウ、チゴハヤブサ 133  
20 雨天中止                
21       12 36 8 トビ、オオタカ、ハイタカ、チゴハヤブサ 56  
22       70 27 9 トビ、ハイタカ、オオタカ 106  
23 曇/雨 雨天中止                
24 曇/晴     1 34 90 10 ハイタカ、オオタカ、トビ、チゴハヤブサ 135  
25 雨天中止                
26 雨/晴       58 35 12 オオタカ、トビ、ハイタカ、チョウゲンボウ 105  
27 曇/晴       393 175 18 オオタカ、ハイタカ、ハヤブサ、トビ、チゴハヤブサ 586  
28 曇/雨       18 16 2 トビ、ハイタカ 36  
29 雨天中止                 
30 曇/晴       4       4  
31 晴/曇        6 67 27 オオタカ、ハイタカ、チゴハヤブサ、トビ、小SP 100  
8283 1574 1568 1563 465 13453   
_/_/_/下記は白樺峠・佐伯さんからのemailをそのまま転載させていただいております。_/_/_/
(9/23までのコメントには製作者側の記載不備があり、消去させていただきました。これまでのコメントの内容は破棄していただくようお願いいたします。ご迷惑をおかけし申し訳ありません。よろしくお願いいたします。)

09/24 ひと雨ごとに寒くなります。アサギマダラをあまり見なくなりました。
09/25 今日は高い、遠い、速い。今シーズン初ヒヨドリの群れ。風は冷たく、初手袋。
09/26 空は青いのに、何も来ず。飛ぶのは渡らぬ連中ばかり。午後3時、気温10℃。
09/27 今日も冷たい強風。ハチクマが足りないままに、もう終わり?の雰囲気・・・
09/28 今日はチゴハヤが次々に、計6個体。調査地で初霜。赤いキノコの季節です・・・
09/29 午前中計3羽・・・。小学生の観察会で遊んでいたら定点から電話。山道を走ってサシバの先頭に追いつく。おそるべし、ケータイの普及率。
09/30 出足は好調、久しぶりに気持ちのいい朝。昼からは冷たい雨。
10/01 夜明け前、雨が止む。後ろ髪ひかれつつ峠を離れる日・・・
10/02 葉っぱの赤や黄色が目立つようになりました。ツグミ初認。曇り空を1羽、鳴きながら。
10/03 タカも人も減って静か。今年はホシガラスが多く、ふわふわと行ったり来たり。
10/04 ぽつりぽつりと、でも間をあけず飛んでくる。久しぶりにTシャツ日和。
10/05 見つけたときから高いタカ。ばっかり・・・。ツミは青空に消え、声だけが降ってくる。
10/06 ぽつぽつと10月らしい渡り。アトリの群れが飛び回り、メジロの声が降ってくる。
10/12 風が生ぬるくて妙なあたたかさ。午後から雨の予報がはずれ、終了後、散歩中にノゴマ♂。
10/13 今日も穏やかな一日。どうもツミは細かくて、7羽で旋回しても、あまり見たという気にならず。
10/14 3時すぎに突然ノスリ柱が現れ、騒いでいるうちに、発生場所がわからぬまま、次々にノスリが通過。見下ろしの山バックで見づらい・・・高いと文句を言い、低くても文句を言いつつ、数えるのでした。
10/15 この秋は本当に週末の天候にめぐまれないと思う。今日は曇っていたけれど、ツミの柄がよく見えるのが嬉しい。
10/16 ツミは白樺峠での1日の最高記録を更新。低く真上に来る個体が多く、ツミ三昧。あのふっくらした赤い胸を撫でてみたい。
10/18 昼頃からずっとガスっているそうで、視界なし。乗鞍山頂付近、積雪で通行止め。
10/19 快晴の朝、穂高は雪化粧。胸がぷっくりふくれたハチクマは、何を食べているのやら。ここ数日ヒバリが多く、今日は100羽を超える群れがいくつも。
10/21 いまひとつ、すっきりとは晴れない日。アトリの大群はなぜかタカとは逆に、背後から現れ、去っていくのだけれど?
10/22 ノスリの大半は、ひまだなあ、と退屈していた15時台の10分間ほどに、点々と行列をつくって行ったもの。ハイタカが目立つようになってきたけれど、渡るのかと思えば急降下して消えてしまったり、困ったものです。
10/23 8時前には雨。昨日終了時まで近くにとまっていたハヤブサ、もう消えていて、本日はデータなし。
10/24 もうすぐ11月とは思えぬほどの陽気。昨日の雨で葉っぱがかなり散って、タカが長く追える。
10/26 風が吹くと葉っぱが飛んで、小鳥の群れのよう。葉っぱかと思ったら鳥だったり、滑空していく葉っぱもいたりして、ツミは葉隠れの術で消え失せるのだった。
10/27 朝は低いツミが次々に真上にやってきて、喜んでいたら、11時過ぎからノスリが続々。忙しくて昼御飯を食べる隙がない。ノスリの大群は寒い夕方という定説は破られ、やはり奴等は何を考えて来るのかよくわかりません。ミヤマガラスの群れが定点付近を通り、今までにもそれらしき群れは出ていたが顔まで見えるのは初めて。今日はしあわせです。
10/28 昨夜は冷え込んで、奈川村の田畑にも霜が降り、谷底が白い。今日のノスリも、来るときは数羽がまとまって続く。
10/31 本日でリアルタイム情報は終了いたします。今後の調査は不定期に継続される予定。


2000年白樺峠 タカ類通過羽数の推移
(2000 9/1〜10/31)