ユリの分類(種間交雑群)


原種
 ユリの原種は北半球のみに自生し100種類弱があります。その半数以上はアジアに存在し、日本のみのものはヤマユリ、サクユリ、ササユリ、オトメユリ、ウケユリ、タモトユリ、イワトユリです。

改良品種
オリエンタル・ハイブリッド
 サクユリ、ヤマユリ、カノコユリを主として親に使用し改良された品種。花が大きく豪華で、芳香性もあります。有名なカサブランカ等が代表です。

アジアチック・ハイブリッド
 スカシユリを中心に交配改良した品種。色々な色があり、やや小型ながらも沢山の花を付けます。花は比較的早く咲きます。

・オーレリアン・ハイブリッド
 中国産のユリのリーガルユリを中心に改良された品種。

・ロンギフォーラム・ハイブリッド
 テッポウユリやタカサゴユリを中心に改良された品種。花形は鉄砲ユリタイプでラッパ型となる。

・マルタゴン・ハイブリッド
 マルタゴンユリかタケシマユリを片親に改良された品種

・LAハイブリッド
 アジアチック系にロンギフォーラム系を交配させた品種でニューアジアチック・ハイブリッドとも言う。まだ新しい品種。

・キャンディダム・ハイブリッド
 ヨーロッパ原産のユリの交雑種。

・アメリカン・ハイブリッド
 北アメリカ原産のユリの交雑種。