v199

 一度でいい、もう一度だけ、私の店をお客様で溢れさせてください。
 そんな日がたとえ一日でも来たら、もうすっぱりと店をたためます。
大型店の進出で、商売が立ち行かなくなった老舗の商店の店主は、お客の明るい笑顔が溢れた昔の一時が忘れ切れずに、そう神に願うと、誠心誠意、お客様のため、死に物狂いで商売に力を注いだ。
 やがて間もなく、その成果が表れる日が訪れた..
http://www.gix.or.jp/~montas-7/vol199.html