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 政治家の家にうまれた私は、小さなころから政治に関心をもち、理想の社会象を求めて猛烈に勉強を続けてきた。
 小学生の時にはすでに、親しい友人に政治家になる決意を告げたが、毎日をおもしろおかしく生きることにしか興味のなかった友人は私の考えを理解できないようだった。
 私はこころの底でかれを軽蔑し、そんな友人を産み出している社会に対して怒りを感じたものだ。
 やがて成長した私に、優秀な政治家として政界にデビューする日がせまっていた..
http://www.gix.or.jp/~montas-7/j/vol129.html