やがて喜寿(88才)をむかえた二人に、再会の機会がおとずれた。
 A太、会いたかったぁー。そう言って甘えるようにかけよるB子を、しっかりと抱きとめるA太。
二人は、今世紀ひやく的に進んだ再生医療を受け入れて、容姿こそ小学生のころに戻ってはいたが、長い時間をかけてはぐくんだお互いへの思いは、変わることはなかったのだ。
 幸せそうな二人の第二の人生の門出を、長生きした同窓生達が昔と同じようにはやしたてたが、今度は、すなおにキスを交わす二人だった。

vol.81j
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