今回のツーリングは「下呂温泉につかる」ことを目的としているが、当然、バイクの練習も兼ねているので、距離を稼ぐために郡上八幡から高山経由で下呂町に入ることにする。 デイパックに地図とカメラとタオル(温泉用)を詰め込み9:00ごろ出発。 コンビニでフィルムを買って、八幡町までは前回と同じく木曽川沿いの国道156号を北上する。 八幡町から国道472号に入り高山に向かうわけだが、この道路を道なりに行くと途中から飛騨美濃道路という有料道路となる。有料だけあって道幅も広く快適ではあるが、バイクで走るには面白味がないので、くねくねの一車線道路(こちらが国道472号)を走って坂本峠を越えることにする。峠近くは舗装の痛みがひどく道幅も狭いが、森林浴気分で気持ちよく走ることができた。木立の間から見える眺めも良い。再び広い道に出るまで対向車は2台。いずれもバイク。この時期、ここを車で通るのは山菜を採りに来る人くらいか。 飛騨美濃道路の出口で合流したあと10qほど走るとせせらぎ街道(県道73号)につながる。この道は川上川という幅5mほどの川と併走しており、その名の通りせせらぎを聞きながら走れる道である(風切り音がなければ・・・)。舗装もきれいで走りやすい。車もバイクも80km/h程度で巡航している。 高山まで約5kmというところで国道158号に入るが、この時期にして何故か道路工事が多く車が混み出す。しかしこの区間、前方にまだ雪の残る槍ヶ岳や穂高連峰を望むことができたので、渋滞もあまり苦ではなかった。 せっかくだから高山市内をちょっと観光・・・とも考えたが、予定より少し遅れ気味であったため今回は素通りすることにした。目的はあくまで下呂温泉。 高山から下呂へは国道41号を使わず、県道98号及び88号を通り苅安峠と位山峠を越えることにする。所々工事中の区間はあるものの、車も少なく走りやすい。また、苅安峠にある道の駅(モンデウス飛騨位山)からは御嶽山が見えるというおまけ付き。 田舎の生活道路といった感じの道を50kmほど走り下呂に到着。駅前の観光案内所で共同浴場一覧表と観光案内図をもらう。これによると、下呂温泉には共同浴場が3つと橋(下呂大橋というらしい)のたもとに無料の露天風呂があるらしい。とりあえず駅から一番近い「幸の湯」という共同浴場に向かう。建物はどこにでもある銭湯と同じであるが(写真参照)、お湯はれっきとした温泉。あぁ〜極楽、極楽。 余談ではあるが、この下呂温泉、日本三名泉の一つ(あとの二つは有馬温泉と草津温泉)と言われるくらい有名らしいのだが、私はこの地方に住むまで存在すら知らなかった。泉質はアルカリ単純泉で美人の湯とも言われるとのこと。確かに、温泉につかると肌がツルツルになった。効能書きによるとこの他、運動機能障害、神経系統にも効くらしい。 のぼせない程度に温泉を満喫し、帰路につく。帰りは飛騨川(木曽川の支流)沿いに国道41号を南下、途中から県道58号に入る。のどかな田園風景の中を通るこの道は、舗装も良くバイク向き。武儀町に入ると平成(へなり)という地区があり、元号が変わった頃には観光客も来ていたらしい。その頃の写真が道の駅(平成{これは「へいせい」と読む})に展示してある。 関市内を抜けて県道17号線に入り、給油して夕食前に自宅に到着。
いや〜温泉はやっぱりいい、というわけで、今後はツーリングの目的地にできるだけ温泉地を入れるようにしよう。