開田高原 −長野県木曽郡開田村−
(99/09/26[SUN])
自宅国道21土岐市国道19木曽福島町国道361開田村
県道463/435/441/437小坂町国道41県道58/17自宅
11:00自宅発/18:15自宅着 走行距離:330km

 今回のツーリング、当初の目的地は「野麦峠」。前回計画したときは道を間違えて濁河温泉に行ってしまったので、その雪辱戦。しかし、結局辿り着けなかった。

 今回は長野側から野麦峠を越えて、時間があったら下呂温泉に立ち寄る計画を立てる。が、少々寝坊してしまい出発が11:00になってしまったため、この時点で下呂温泉は諦めることになる。それでも何とか野麦峠には到達しようと、途中写真も撮らず黙々と走る。国道19号沿いには、「寝覚ノ床」などの景勝地や、旧中山道の宿場町といった観光スポットが結構あるのだが、これらに立ち寄っていてはとても野麦峠には辿り着けそうにない。
 自宅から国道21号を通って土岐市までは、きわめて順調。車も少なく、信号にもほとんど引っかからず。しかし、土岐市から国道19号に入るとにわかに交通量が増え、思うようにペースが上がらない。慣れないすり抜けを続けながら木曽福島町まで走ったが、時刻はすでに2:00を回っている。
 このところの寝不足がたたってか、体もだるくなってきたので、この時点で野麦峠越えは断念。国道361号で開田高原へ抜け、岐阜に戻ることにする。
 361号は2車線のきれいな道で走りやすい。バイクも多いようである。開田村に入ると標高は1000mを越え、道沿いにススキの穂が揺れ秋を実感させられる。そういえば、19号を走っている時に背中にかいていた汗がいつの間にかひいている。
 途中、給油して再び361号を西進。道は細くなるが適度に曲がりくねった走っていて面白い道が続く。しかし、岐阜県との県境(長峰峠)あたりで標高は1500mに達し、走っているとやや寒さを感じるようになる。 今日の服装は完全な夏仕様で、ジャケットの下にはTシャツしか着ていない。取り敢えずジャケットのベンチレーションを閉じたが、それでもまだ寒い(家に帰ってよく見たら、4つある開口部のうち2つを閉め忘れていたのだが・・・)。「トレーナーの1枚でも用意しておけば良かった」と段取りの甘さを嘆きつつ家路を急ぐ。
 県道435号/441号では、歯がカチカチ音を鳴らすほど寒くなり、20kmほど我慢のライディングを強いられた。ただ、天気は良かったので御嶽山をはじめとした山々がくっきりと見え、景色は良かった。もっとも、それを楽しむ余裕はなかったが・・・。
 国道41号近くの道の駅「はなもも」まで下りてくると、やっと9月らしい気温が戻ってきた。暖かい缶コーヒーで体を温めようとした(ふたを開ける前の缶を懐に入れて体を温めると効果的)が、自動販売機はすべて「つめた〜い」の表示。仕方なくカップのコーヒーで暖をとる。
 15分ほど休憩して41号に入る。今日の41号は車が少なく70〜80km/hで順調に流れている。信号にも引っかからないし、この調子なら予定より少し早めに帰宅できそうである。
 途中、県道58号から関市に抜けたところで少し流れが悪くなる。すり抜けをしようと思って左に寄ったが、路肩がそんなに広くない。縁石に足を付いて止まろうと思ったら、足の長さが足りず・・・絵に描いたような立ち転け。またしてもクラッチレバーを折ってしまった。どうやら、野麦峠を目指すとクラッチレバーが折れるようである。

 寝不足、寒さ、立ち転け・・・今回は非常に疲れた。次回からは少なくとも体調だけは整えてツーリングに出かけよう。


HOMEツーリング開田高原