温見峠 −福井県大野市−
(99/11/14[SUN])
自宅県道93国道156県道79/94→(練習場)−国道418根尾村国道157温見峠国道157真名川ダム
国道157/158九頭竜ダム国道158白鳥町国道156関市県道17自宅
9:30自宅発/17:00自宅着 走行距離:約200km

 11月も半ばとなると、寒さが身にしみる・・・ということで、今回が今年最後のツーリング。目的は「紅葉を楽しむ」。
 練習場で小回りを少し練習した後、418号を北上。淡墨桜のある根尾村から157号に入りさらに北上する。
 山の中に入るにしたがい道は狭くカーブも急になる。所々舗装も剥がれている。標識がなければ、まず国道とは思わないであろう・・・。そのかわり、紅葉はきれい。途中、紅葉見物とおぼしき老夫婦の車や、三脚を立て本格的に写真撮影するアマチュア写真家(20〜30人はいたであろうか)の姿が、あちこちで見られた。
 温見峠を越えると道路状況はさらに悪くなる。左は断崖でガードレール無し、路面には崩れ落ちた石がゴロゴロ、さらに、水深10cmほどの沢が道を横切って流れている。ツーリングマップル(中部版)には「酷道」と評されているが、まさにその通り。バイクでは二度と通りたくない。
 予定では、九頭竜ダムまで一気に走りつもりであったが、悪路に神経を使いすぎていささか疲れたので、ちょうど目に入ってきた真名川ダム(157号沿い)で休憩をとる。ちょっと本題からはずれるが・・・ダムの傍らにあった記念碑に昭和52年に完成したとの記述があったので、ふと「つい最近だなぁ」などと思ってしまった。考えるまでもなく、昭和52年といえば四半世紀前の話である。平成の世になって久しいが、なぜか感覚的に昭和40年代以前は昔、昭和50年代以降は最近と思ってしまうところがある。そういうところがオジサンなのだろうか?
 15分ほど休憩した後、再び157号を北上すると、ほどなく左右に畑の広がる平坦な道となる。快適なライディングではあるが、断崖沿いの峠道を走る緊張から解放されたせいか、少々寒くなってきた。この時期のツーリングには、トレーナーの一枚も余分に持って出るべきなのだろう。
 市街地の少し手前で158号に入り、適度にカーブの続く道を20km程走って九頭竜ダムに到着。5年前に嫁さんと来たときには綺麗に色づいた山々を見ることができたのだが・・・、今回はちょっと時期が早かったのか(11月半ばでそれはないか?)、期待したほどの紅葉ではない。わざわざフィルムを買って写す必要もなさそうなので、その分はガソリン代に回すことにする。あしからず。
 缶コーヒーで体を暖め、158号をさらに東へ白鳥町方面へ向かう。陽が落ちた寒い道を走るのはいやなので、ここから先はノンストップで家まで走ることにする。白鳥町から156号を南下し、美並村までは予定通り調子よく走ってきたのだが、道の駅美並あたりからは大渋滞。そのうち全く動かなくなってしまった。この調子では、いつ家にたどり着けるかわからない・・・というわけで、意を決してすり抜けに挑戦。最初はかなり緊張して、自分でも肩に力が入ってるのがわかったが、2kmほど走る頃には慣れてきた。少しはテクニックがついてきた証拠?と自己満足。
 しかしまぁ、路肩には障害物が多いこと。空き缶、砂、小石、小枝等々。ただでさえ車の動きに神経を使うのに・・・。結論、すり抜けは疲れる。


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